私は、Western Town College(WTC)バンクーバー校で4週間、英語の授業を受けホームステイをしました。まず、授業ですが、初日の筆記テストとインタビューの後、午前ESL(一般英語)・午後Power Talk というクラスを選択しました。 ESL受講で入学しましたが、Power Talkに空きがあったため変更が可能でした。 また、授業が始まっても1週間以内に申請すればクラスの変更が可能なので、他の人たちも納得のいくクラスを選択できていました。
WTCでは午前、午後ともに3時間ずつ授業があります。 午前のESLは文法が中心でしたが、日本での文法の授業とは全く異なりました。 2-3人のグループを作って相談しながら問題を解いたり、文章を作成したり、新しく習った文法を用いてクラスの人たちに質問をし合ったりというものでした。 他には会話、発音練習があり、3週間目の最終日には10-15分間のプレゼンテーションもありました。 授業は先生から生徒への一方的なものではなく、いつでも質問可能で先生は質問に丁寧に答えてくださりました。 生徒全員が理解できているか確認しながら授業が進んでいくので、途中で分からなくなってつまらないというようなことはありませんでした。 宿題は通常、文法のワークシートですが、週末にはエッセイの作成がありました。
午後のPower Talkは、文法を気にするよりもとにかく話すということに重点が置かれたクラスでした。 このクラスは主にディベートとプレゼンテーション、ニュース記事のサマリーと内容についての討論から構成されていました。 プレゼンテーションのテーマは各自自由で、1ヶ月のうち15分のショートプレゼンテーション、30分間のロングプレゼンテーションがありました。 準備は大変でしたが、英語でのプレゼンテーションというのは初めての経験で、非常に勉強になりました。 クラスには韓国、日本、ブラジル、中国出身の生徒がいるので、他の人の発表を聞くのは異文化に触れる貴重な体験で、楽しかったです。 記事のサマリーといってもペアを作って記事について話し合い、それを分かりやすい言葉でまとめて全員に報告するというものでした。 記事やディベートのテーマは、結婚制度、同性愛やドラッグなどで、カナダや韓国、中国、ブラジルの人たちがどのような考え方をもっているのかを知ることができ、カルチャーショックも体験できました。 与えられた質問事項の中からいくつか選んで他の生徒に問いかけ、会話をするときも、必ず自分で追加質問をすることが求められ、その後でだれからどのような答えをもらったのかクラス全員に報告する形式でした。話すことができない私がこのクラスについていけるのか非常に不安でしたが、先生やクラスメートがフォローしてくれたので、だんだんと楽しくなってきて、なんとか大丈夫でした。
次に、ホームステイについてですが、ホストファミリーはホストマザー・ホストシスター2人でした。 ホストマザーは週6日間仕事で、週1回はパートタイムで夕方から学校に行かれていたので、とても忙しかったのですが、ほぼ毎日夕食とランチを作ってくださりました。 カナダでは、仕事をしてからパートタイムで学校に通い、より専門性の高い職につくというのは珍しくないとおっしゃっていましたが、子供を育てながら仕事をして、さらに勉強をするという姿勢はとても勉強になりました。
ESL過程で文法と会話表現のおさらいをした後、何かプラスアルファになるものが欲しくて、通訳・翻訳Diplomaコースを取りました。 10人くらいの少人数の生徒を相手に、即行の通訳・翻訳を訓練するというクラスです。通訳・翻訳には文法だけではなく、単語力、柔軟性、度胸などたくさんの要素が必要です。始めは、宿題とは別に、毎日15個前後の単語を覚え翌朝テストし、それが積み立て式に増えていくという単語暗記ですら大変でした。けれども、色々なグループアクティビティが毎日、毎週あったので、最初は辛いと思っていた単語の暗記も全てのアクティビティに必要でしたし、日常会話でも表現方法が広がりました。先生の言われたことに、「yesかno」でしか答えない授業はとてもつまらないものです。簡単な表現は出来ても、世界の出来事や自分達の文化について話せないのでは、英語の楽しさも半減してしまいます。相手に会話の操縦を任せて受身にいるのではなく、「会話の流れを自分のものにする!」これが、私たちの目標でした。
このコースを二ヶ月とって残ったものは、500余りの専門用語や頻出単語、カナダ歴史や文化、文化と文化の係わり合い、表現方法やグループワークのすばらしさなど数え切れません。カナダは他の国に比べて、とても英語が聞きやすく、道を歩く人も親切です。 気をつけなければならないことは沢山ありますが、飛び込んでみないと分からないことも沢山あります。そして、それらはかけがえのない宝物です。